金蘭千里中学校・高等学校

中高一貫・男女共学

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ひとびと

教員

教員インタビュー

理科

土居浩規

理科1(物理・地学)担当。金蘭千里の卒業生。進学塾講師、私立中高一貫校を経て本校に赴任。小学校時代はサッカーのクラブチーム、金蘭千里ではサッカー部に在籍し、スノーボードのインストラクター経験も。大学時代から続けるボクシングでは今もアマチュア大会上位の成績。試合前は厳しい減量もこなす精神力を持つ。モットーは「逃げない」。倒れるなら前のめりで倒れたいという、ストイックさ。

 私が生徒だった頃と比べて今の金蘭千里の生徒は、よく言えばやわらかい、悪く言えばゆるい感じがします。しかし本質的な真面目さや素直さは変わらないので、教師が言えばわかってくれます。ただ「なぜそうなのか」というところまで考えてほしいと思うことはありますね。20分テストにも真面目に向き合っていますが、要領悪く真面目という面もあります。「どうすれば要領良く勉強できるのか」と質問されることもありますが、答は私が持っているのではなく、自分の中にあるのです。自分で気づいてもらうために「何がいけないと思う?」「それを改善するには?」と問いかけ、生徒の頭の中にPDCA(Plan(計画)→ Do(実行) → Check(評価)→ Act(改善))サイクルを作らせます。同じような意味で、テストに関しても点数そのものより、テストの結果を見て自分が何ができて何が弱いか、今の状況をしっかり把握し、改善していくように指導しています。
 50周年改革以降、学校行事も増えましたが、こうした行事はクラス内の親睦の他、役割分担での協働、チーム運営等の力を育みます。改革前から行っているキャンプは、自分でテントを張り、飯盒炊爨でご飯を炊くという本格的な野外活動です。1人ですべてをできないのでグループ内で役割分担をし、自分の立ち位置を把握し、グループ行動が円滑に行えるよう指揮を執り…さまざまな力をつけていけるのです。実際、私が金蘭千里時代の同級生と遊びに行くと、今でもグループ内の統率は取れるし、グループでの行動はとても速やかだと思います。そういう感覚が身についてしまっているんでしょうね。キャンプは生徒にとって大変な行事ですが、大変なりに未知の経験として楽しんでいるようです。1回経験するたびに顔つきはたくましくなっていきますし、普段の授業で成績がいまひとつの生徒が周囲の状況を把握して大活躍することもあり、生徒の別の一面を見ることができます。
「自ら考えること」を大事にしてほしい気持ちから、授業は対話形式で行っています。きっちり板書をするよりも「これはどう思う?」と生徒に問いかけ、生徒達は口々に意見を返してきます。そのやりとりの中で、50分の授業でこれだけは覚えておきたいポイントを5分程度きっちり説明すると、生徒達は自分の頭で考えたことを整理していけるようです。実験においては、時にはテーマを伝えて、実験の手順から生徒に考えさせることも。手順を書いたプリント通りに行うのは実験ではなく作業です。実験のためにどの器具が必要で、どの手順で行うか考えることが大事なのです。失敗しても、そこから得るものは、手順を追う実験よりはるかに大きいと思います。またこの過程で、将来必要になるグループワーク、プレゼン等の力も身につきます。「授業はエンターテインメントだ」と思っていますので、さまざまな手法を取り入れつつ「理科はおもしろい」と思ってもらえるよう努めています。