卒業生
卒業生インタビュー
神戸大学工学部
小田征史朗さん
クールでマイペースな独特の雰囲気を持ちつつ、校内には友達も多く、人脈を広げる天性の術を持つ。部活や学校行事を楽しみながらも成績はキープ。受験に対してもマイペースで、自分の信じた勉強法を貫いて見事現役合格。
(高校…スキー部→大学…硬式テニス部)
友達も多く、
部活も楽しんだ6年間。
中2からテニス部でした。週2日の練習で、対外試合に出たりして、それなりに楽しくやってましたね。高1〜高2はちょっと部活をがんばった時期で、少しは家での勉強量は減ってしまったけど、まぁ普通に勉強はしてたんじゃないですか。学校内で男子はほぼ友達って感じで。違うクラスの子とも、サッカーの校内大会や、複数クラス展開の体育授業なんかでしゃべりかけると仲良くなっていくっていうか。6年間、楽しかったですよ。
本格的に受験を
意識したのは遅くて…。
中1の頃は、受験を経て入学したばかりということもあって、けっこう勉強してましたね。それが中2〜中3になると、学校にも慣れてきて、最低限の勉強しかしなくなって、高1〜高2の頃は部活に力を入れて。高2の終わりに塾に入って、勉強はしだしたんですけど、受験を意識して本気で勉強に取り組んだのは高3の秋くらい。友達とは「勉強してる?」なんてことは話さなかったし、自分のペースでやってた感じですね。
先生には
注意されることも多く…。
先生にはよく注意されました。僕は汗かきなんで、制服のシャツをズボンに入れるのがイヤだったんです。出した方がカッコいいかな? という思いも少しはあったんですけど。「シャツ出てるで!」と先生に注意され、直すんですが、ベルトもゆるくて、またすぐに出ちゃう。「シャツ出てるで!」また注意されて…の繰り返しでしたね。あと、いつも遅刻ギリギリだったことも注意されました。朝が弱いんで、ギリギリまで寝ていたいんです。それで、いつもギリギリ。だけど遅刻はしないんです。ケガや病気もなく丈夫だったこともあって、6年間皆勤でした。
学校行事は
前向きに楽しんだ。
学校行事は楽しみました。印象深いのは高3の文化祭。クラスでミュージカルをやったんですが、その中で僕らは男4人でダンスをやりました。終礼が終わって30分くらい友達としゃべったりして、それから練習を始めるんですが、下校時間の17時半まで楽しみながら練習してましたね。キャンプ・自然研修旅行も楽しかったです。特に高2の北海道は団体行動と自由行動のメリハリがあって、自分のペースで動けるのが良かったです。みんなで歩いた釧路湿原でのトレッキングも、良い思い出です。
自分なりの勉強法で
基礎力アップ。
特に志望校は決めていなかったんですが、とりあえず大阪大学志望にしましたが、高2の終わりに受けたセンター試験の模擬試験の結果があまり良くなかったんです。その頃から通っていた塾で「センター試験の過去問を10年分やれ」と言われ、高3の夏にさらっと1回。文化祭が終わった10月にもう1回やると、時間配分など慣れもあって少し成績が上がったんです。高3の10月頃からは2次試験対策と言われていましたけど、僕は2次試験対策よりも、とにかくセンター試験向けの勉強をやって基礎力をつけようと思っていました。この頃には国公立、私立の理系で、できるだけ上のレベルをめざそうという考えでした。
言われるよりも、
自発的に勉強する!
受験に向けて本格的に勉強する以前から、宿題と20分テストの勉強など最低限の勉強はしていました。数学の宿題は力を入れていたし、物理や歴史は好きな教科なので成績も良かったです。受験を意識する時期が遅かったからか、先生には「勉強やりや〜」とよく声をかけられましたが、内心では「がんばったら、できるわ」と、自分のペースで勉強すればできると、なんとなく自信を持っていたんです。センター試験の過去問をやるようになって、苦手な部分、穴をつぶしていく勉強をしました。センター試験の点数が悪いとスタートラインに立てないので、とにかくセンター試験の点数にはこだわりました。
最低限の勉強を
してきて良かった。
受験を意識する時期も遅く、マイペースに勉強をしてきたように見えますが、現役合格できたのは、ずっと最低限の勉強はやっていたからだと思います。まず宿題はやる。得意科目は興味があるのでがんばらなくてもできますが、僕の場合は英語があまり得意ではなかったのですが、受験に必要なので意識的に勉強しました。それから大事なのは、授業をしっかり聞くこと。僕は高2まで化学が嫌いだったのですが、授業をしっかり聞くようになってから、成績が上がりました。