金蘭千里高等学校・中学校:学校概要

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歴史

学園の生い立ち

設置者 学校法人金蘭会学園
位置 千里ニュータウン北公園内(吹田市藤白台5丁目)
校地 76,899平方メートル
校舎 平成17年度新校舎完成
他 体育館、図書館
創立 明治38年(1905)大阪府立堂島高等女学校・・・・・・現在の大手前高校・・・・・・の同窓会金蘭会が女子教育振興のため金蘭会高等女学校を創立する。
独立 大正14年(1925)創立20周年を機として金蘭会より独立し、その後は金蘭会高女の同窓会芳友会員中より学園の理事が選ばれ経営の主体となる。
学制改革 昭和23年(1948)学制改革により金蘭会高等女学校を金蘭会中学校と同高等学校とに改組する。
短大創設 昭和38年(1963)に短期大学(家政科)を創設する。
金蘭千里高等・中学校創設 昭和40年(1965)千里ニュータウンの北公園内に新たに金蘭千里高等学校・中学校を創設し、同時に短期大学を北区大淀南より同地に移転、従来の家政科(現:生活科学科)の他に国文科と英文科を増設する。
大学創設 平成15年(2003)より千里金蘭大学を創設する。(生活科学部 食物栄養学科)
分離独立 平成17年(2005)金蘭千里学園として金蘭千里高等・中学校が独立する。

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わが校の生まれつき ―――――― 佐藤一男初代校長

「 ・・・ 私が人間を育てる学校として第一に思いつきましたのは私塾であります。私塾で師と仰ぐ人の下で幾人かの塾生が師に私淑して直接に師の人格的感化に浴し、人間として育成して行く、これが人間を教育する原形であると感じました。師の人間的感化を直接に感受するためには弟子があまり数多くては困難です。しかし弟子の切磋琢磨ということも必要であることも考え、一学級三十名と定めました。

・・・ 今日の学校も単に知識を修得するだけでなく生徒が在学期間に己の人格を作り直すというのであれば、学校を一つの道場と考え、・・・ 生徒は学校に入ったことは己を練磨するため道場に入ったつもりで、日夜己を鍛え己を磨くことに精進しなければならない。私が学校を作るとすればできるだけ道場の空気を帯びた学校を作りたいと思いました。

・・・ 私が学校を作るならば、そこで自主独立で個人としての権威をもって己を磨き、やがて成人すれば多数の人がそうしているのだから、同じようにしようというようなことのない、付和雷同性のまったくない堅固な個人として終始するような学校を作りたいと思いました。

人があなたのスポーツは何ですかと聞かれた時、これといったスポーツをやっていないと答えるのはその人の一生がいかにも貧弱で淋しい。人はできるならば若いうちに、何か一つのスポーツを徹底してやり、スポーツマン・シップを体得することが必要であろうと考えまして、男子はサッカー、女子はバレーボールと定めました。

・・・ わが校に来る青少年を見ますといかにもひ弱く神経質であります。日々に成長しているこの成長期の青少年はもっと多く自然に接し、でき得れば山野の草木の間に伏して草木と息を共にし、陽を仰ぎ星の光を眺めて生活し、自然の持っている逞しい生命力を己の中に吸い込むべきであると考え、各学年ともキャンプを行うように計画しました。 ・・・ 」

(学校だより<創立10周年記念号昭和49年11月発刊> より)

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